自らサイトを運営するブロガーやアフィリエイター、クラウンソーシンなどで業務を受注するライター、Webサイトの運営を任されるスタッフなど、Webライティングのスキルを必要とする職業はいくつかあります。
最近はWeb広告の注目度が凄まじい勢いで高まっていますが、SEOに関する知識も依然として必要とされています。
そこで今回は上位表示されやすいWebライティング術を解説します。
「たくさん記事を書いているのに全然結果が出ない!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事を上位表示させるライティング術
早速記事を上位表示させるライティング術を紹介していきます。
記事を書いていくにあたって、以下のことを意識するようにしましょう。
最初に構成・見出しを考える
キーワードも決まって「記事を書くぞ!」という時、具体的にどのような手順でライティングしているでしょうか?
人によって多少やり方は異なりますが、まずは構成や各見出しを考えることが効率的に記事を書いていくコツです。
何となく思い付いたことから書いていくという方法だと、どうしてもきれいな流れにならず、支離滅裂な内容になってしまいがちです。
修正なども含めると結局余計な時間がかかってしまうことがほとんどなので、構成を考える段階と、実際に内容を書いていく段階ははっきりと分けた方が良質な記事を効率的に書くことができます。
ターゲットを絞る
大規模な情報サイトや企業の公式HPのようなドメインパワーが強いサイトでない限り、検索ボリュームが多いキーワードで上位表示させることは至難の業です。
例えば「脱毛 おすすめ」という超ビッグキーワードで1位に表示させることは、個人で運営するサイトだともはや不可能でしょう。
ではどうすれば効率的に成果を出していけるのかというと、ターゲットを絞り、よりニッチなキーワードを狙っていくということです。
わかりやすい例は性別・年齢・地域などですが、1語がダメなら2語、それでもだめなら3語、4語と、需要の高さ・競争率・自分の実力のバランスを見極め、現実的なキーワードを狙っていきましょう。
最初に結論を書く
プレゼンなどでもよく言われることですが、最初に結論を書くということはライティングでも大切です。
「それだと滞在時間が短くなっちゃうんじゃない?」と心配する人もいるかもしれませんが、滞在時間が短いことは一概に悪いということではありません。
例えば「東京 週末 天気」と検索したユーザーにとって、最も良質な記事とは「東京の週末の天気を一瞬で知ることができる記事」ですが、それだと滞在時間はかなり短くなるはずですよね。
これは極端な例でしたが、記事によって理想的な滞在時間は異なるため、そこまで心配せず、ユーザーのニーズを満たすことを優先しましょう。
結局ボリュームが大切
これまでGoogleの検索アルゴリズムは何度も進化してきました。
その精度は以前とは比較にならないほど高まっていますが、結局文字数ボリュームが大切であることは今も変わりません。
SEOについて調べていると「ただ文字数を増やしても意味がない」といった意見をよく見かけますが、それは別に間違ってはいません。
タイトルと全く関係のない内容や、コピーコンテンツは確かに順位を落とす要因です。
ただ、それを言い訳にしていませんか?
既に上位表示されている記事を参考にする時、「この内容はそこまで重要じゃなさそうだから省いても大丈夫だろう」と妥協してしまうことはライターあるあるですが、「迷ったら書く!」ということは心に留めていくべきでしょう。
むしろ、競合記事に書いてある内容を全て網羅した上で、さらにオリジナルコンテンツを加えるくらいの気持ちでないと、上位表示させることは難しいです。
中学生でも読める文章を心がける
ターゲットによって文体を変えることは良いことですが、共通して大切なことはわかりやすい文章を心がけるということです。
具体的には、ひとまず十分な一般常識を身に付けたと言える中学生くらいを意識するといいでしょう。
言葉の選び方はもちろんですが、一文の長さ、句読点の位置など、その都度「読みにくくなっていないかな?」と確認することが大切です。
できれば声に出して音読、難しければ黙読をして、文章のリズムが変になっていないか確認してみましょう。
具体的な根拠や数字を提示する
- 実際に使用してみた
- 〇万人にアンケートを取った
- 専門家の△△さんに取材した
このように説得力のある根拠や数字を提示している記事は非常に評価されやすいです。
もちろん適当に嘘を書くことは好ましくありませんが、そうなると誰にでも書ける内容ではないですよね。
だからこそ評価されるという面もあるのですが、要は情報量が多いということです。
徹底的にリサーチして、他の記事にはない情報を載せれば、実際は触ったこともない商品のレビュー記事を書いて上位表示させることも可能です。
箇条書き・文字装飾・表などを活用する
- 箇条書き
- 文字装飾
- 表
- 画像
- 動画
- 目次
- ボタン
などなど、文字以外にも記事に使用できるコンテンツはいくらでもあります。
シンプルに視界に入る情報にバリエーションを持たせ、読者を飽きさせないという工夫はジワジワと効いてきます。
また、WordPressには無料でも便利でおしゃれなプラグインが星の数ほどあります。
それらを利用すれば、CSSの知識がない人でも簡単にサイトをおしゃれにすることができます。
何を書けばいいかわからない時は?
次は何を書けばいいかわからない時の対処法を解説します。
ネタに詰まってしまった時、まずは以下の方法を試してみてください。
競合記事・サイトを参考にする
最も簡単なのは競合の記事やサイトを参考にすることです。
キーワードは決まったけど書く内容がなかなか浮かんでこない時は、まずそのキーワードで検索しましょう。
そこで1ページ目に表示されている記事の見出しを全部抜き出し、重複しているコンテンツやどう考えても必要なコンテンツを除き、全てリライトしましょう。
可能であれば、そこに自分が考えた内容を加筆しましょう。
特に競争が激しくないキーワードであれば、それだけでもそこそこの確率で上位表示されます。
ただし、1記事1記事に時間がかかるため、かなりの根気が必要です。
関連キーワード・他のキーワードを調べる
ラッコキーワードを使用すれば、検索したキーワードに関連する別のキーワードを知ることできます。
それはつまり、「そのキーワードで検索している人は何に興味を持っているのか」を知ることができるということです。
意外な発見をすることも珍しくないですし、記事の網羅性も高まります。
有名なサイトなのでご存知の方も多いと思いますが、もし知らなかったという人はぜひ利用してみてください。
一旦時間を置く
行き詰った時は一旦時間を置く。
ふざけているようですが、これが意外と効果を発揮します。
どんな人であろうと、人間である以上は集中力に波があり、「今この記事を書く気分じゃないな」となることもあるでしょう。
そんな状態で無理やり書いてもあまり良い内容にはならないので、よほど追い込まれた状況でない限り、休憩するなり、別の記事に取りかかるなり、一度その記事から離れるということも大切です。
そして時間を空けてもう一度その記事に向き合ってみると、意外とすんなりと作業が進んだりします。
まずはたくさん記事を書くことが大切!
どれだけたくさんの記事を書いても、上位表示できなければほとんど意味はありません。
そういった理由で、つい1記事1記事に時間をかけてしまいがちですが、まずはできるだけ多くの記事を書くことをおすすめします。
記事を書き続けていくうちにより質の高いライティング能力も身に付きますし、少しずつドメインパワーも上がっていきます。
結果を出すまでにはかなりの労力が必要になりますが、根気強く続けていきましょう!