洗濯機に温水洗浄機能は必要か。デメリットを踏まえて考えてみた

メンバーの趣味

近年の洗濯機市場は、どのメーカーの洗濯機も多機能化が顕著です。通常の洗濯乾燥機能に加え、おしゃれ着選択機能や洗剤・柔軟剤の自動投入機能、スマホ連携(Iot)、温水洗浄機能などなど、付加機能の幅は大きく広がっています。

機能が増えれば増えるほど、洗濯機の価格は上がっていく傾向になるのですが、その中でも今回は、洗濯機の「温水洗浄機能」は必要なのかどうかについて見解を述べていきます。(あくまで筆者個人の見解です。)

筆者の洗濯環境について

使用洗濯機:アクア aqw-dx12m

筆者は、アクアというメーカーのドラム式洗濯機 aqw-dx12mを使用しています。温水洗浄機能の他にも、洗剤・柔軟剤の自動投入機能や、UVエアウォッシュ機能等もついている多機能なドラム式洗濯機です。

洗濯容量12kg、乾燥容量6kgと大きさも十分で、筆者はとても気に入っている製品です。

結論:温水洗浄機能は、服が汚れやすい人だけにあればいい機能

結論からいうと、温水洗浄機能は、服が汚れやすい人(例えば、お子様がいるご家庭や、工場勤務、飲食店勤務の方で制服を自宅で洗う機会がある方)におすすめです。

それ以外の一般家庭の大人の方であれば、特に温水洗浄機能は必要ないと考えます。

というのも、筆者が使用しているアクアのドラム式洗濯機にも温水洗浄機能は搭載されているのですが、使用しても汚れの落ち具合の変化は特に感じられないからです。(そもそも、そんなに服が目に見えてわかるほど汚れることが少ないです。)

また、Yシャツの襟等、皮脂汚れがついて黄ばみやすい箇所もありますが、このような汚れは温水洗浄をしただけでは残念ながら落とすことができません。汚れている箇所は、洗濯前に洗剤を付けてタワシで洗う等、汚れが取れやすい工夫をしておく必要があります。

洗濯機の温水洗浄機能とは?

「洗濯機の温水洗浄機能は多くの人にとって不要である」という結論をお伝えしてしまいましたが、服が良く汚れやすい方にとっては、洗濯機の温水洗浄機能が、どのようなものなのか気になる方も多いですよね。

ということで、ここからは洗濯機の温水洗浄機能がどのような機能なのかについて解説していきます。

洗濯機の温水洗浄機能の概要

温水洗浄対応の洗濯機は多くの場合、水の温度設定が可能になっています。

縦えば、我が家が使っているアクアのドラム式洗濯機の場合は、20℃~60℃までの水温に対応しています。

それぞれの温度で洗う場合の目安・特徴は下記の通りです。

  • 20℃:冬場の洗濯に
  • 30℃:汚れをしっかり落としたいときに
  • 40℃:皮脂汚れ・匂いが気になる衣類に
  • 60℃:白色肌着(綿素材等)の除菌に

通常のコースで洗濯すると温度は何度?

温水洗浄機能は使用せずに通常のコースで洗濯をする場合の、目安の水温は以下の通りになっています。

  • 春:10℃~20℃
  • 夏:20℃~25℃
  • 秋:10℃~15℃
  • 冬:10℃以下

ちなみに、冬場に粉洗剤を使用する場合は、低い水温だと溶け残り等が発生する可能性もあるため、温水洗浄機能のある洗濯機で、高温洗濯をすることがおすすめです。

温水洗浄機能のデメリット

温水洗浄には、洗濯物の汚れが落ちやすいという最大のメリットが存在しますが、一方で知っておくべきデメリットも当然存在します。

電気代が増える

パナソニックが公表している温水洗浄の目安価格表によると、普通の水を使用した洗濯と比較して、一回あたり20円~30円ほど温水洗浄は電気代が高くなってしまいます。

温水洗浄は毎日使用するようなものではないと思いますが、それでも使用するたびに20~30円コストがかかるというのは大きな出費と言えるかもしれません。

時間がかかる

水を温める為には、当然時間がかかります。通常の洗濯と比較して30分から1時間程度は洗濯の所要時間が長くなると思っておきましょう。

未対応の洗濯物は多い

温水洗浄に対応していない洗濯物が多いのも事実です。温水洗浄に対応しているかどうかは、衣類のタグを見るようにしてみてください。

洗濯桶のマークの中に数字が書いてあるかと思いますが、それがその衣類の最高洗濯可能温度になります。汚れがひどい衣類であっても、温水洗浄に対応していない衣類では、せっかくの機能を活かしきることができません。

まとめ

洗濯機の温水洗浄機能は、多くの人にとって必要がない可能性が高いといえます。

ただ、ご家庭によっては今まで手洗いで落としていた汚れを、温水洗浄を使うことによって、楽に落とせるようになったという方も多いでしょう。あなたのライフスタイルに合わせて、後悔のない洗濯機選びを行ってみてください。